タイは私がこれまで旅行した数少ない国のうちで一番好きな国です。初めて自由旅行をしたのがこの国だったからというのもありますが、この国の人達のいい加減さ、ずぼらさ、陽気さ、意味のない親切さが身にしみて、タイ人になりたいくらいでした。でも、色々旅をするうちにだんだん日本人という自分の立場が見えてくるようになりました。アジアの国の人達は、陽気に楽しく生きてそうだけどやっぱりそれなりの苦労があるんだろうと思います。まあ、日本とは違って根拠のない楽観性というか、未来への希望みたいなものがあってそれが活気を生み出しているところが凄く好きなんだけど。人間同志の妙な連帯感があったりするところも。そういう時代に生きてみたかった。でも、そんなことを言っていてもしょうがありません。もちろん時間を遡ることはできないし、どれだけよその国を旅していても結局私はその国の人間になることはできません。あくまでも日本人として物を考えるし、日本人の観光客としてしか扱われないのです。タイへの憧れというのは強くありましたが、自分は楽園というか理想郷を他に思い描くんじゃなくて、今住んでいる所でいかに楽しく生きるかを考えていかなきゃならないと思いました。わびさびのある日本という国のなかで・・・。
1998年3月。タイ・ミヤンマー国境にある難民キャンプにて。(左)かき氷売りのオバチャン。かき氷をおし固めてパッションピンクのシロップをかけたものだったが、綺麗な色なので調子にのって買ってみるとこれがなんともヤバい味。わざとらしい甘味と薬っぽい味がして、いちご味とも言い難い。子供達には申し訳ないとは思いながらも最後まで食べられなかった。

キャンプの子供達(右)。彼等は自分達の故郷を知らない。ミャンマーの民族紛争でビルマ軍から逃げてきたカレン族・モン族の2世だ。子供らしい笑顔を見せる彼等が幸せに故郷で暮らす日は訪れるのだろうか。キャンプはもう20年以上もここにある。今から3年程前もビルマ軍がここに侵攻しキャンプを焼き払った。NGOなどの援助を受けながら、彼等は時分達の民族の為に戦いを続けている。

1999年4月。カンチャナブリー近郊のタ・キレン駅で見かけたサボテン。カップルのイニシャルだろうか。なかなかイキなことをするもんだ。

豚のさらし首。アユタヤの市場にて。これを買ってどうやって持って帰るんかな−?ちなみに、後ろで眼鏡をかけてるのは人間ですよ。